
メタバースに向けたトライアルを「使う側(ユーザー・サイド)」と「作る側(クリエーター・サイド)」の視点で俯瞰する例を、ユーザー・サイドでは無料メタバース「Spatial」、クリエーター・サイドでは3DCG総合サイト「Sketchfab」で紹介します。
ユーザー・サイド トライアル
英語 無料メタバース「Spatial」
最初の使い方の概要は以下の記事を参考にしてください。1年半前の記事なので多少情報が古いですが、今後最新の情報にアップデートしていく予定です。

私はGoogleアカウントでログインしています。

「EXPLORE」から各スペースにはうまく入れませんでした。今後スタディーして再度試みたいと思います。

以前に作った自分のHomeに入室します。

アバターはアニメーションしていますが、多少不気味です。

1年半前の部屋の様子とはずいぶん変わりましたが、機能的には一人では前回と変わらないので紹介はここまでとします。必要なら「NEXT」ボタンをクリック/タップしてチュートリアルを体験してください。
以下の動画は31分と長いので、時間があれば視聴してください。テレビ局がSpatialのビジネス責任者にインタビューした時の映像です。ビジネスとしてのユーザー・サイドの話が聴けます。英語ですが、英語字幕を日本語に自動翻訳すればわかりやすいと思います。
このインタビュー自体がメタバースのSpatial上で行われていて、お互いが別々の場所で「META QUEST 2」スタンドアロン・VRヘッドセットを装着してVRコントローラでジェスチャーや操作を行っています。

日本語 無料メタバース cluster「バーチャル渋谷」
日本の無料メタバース「バーチャル渋谷(cluster)」をChromebookのAndroidアプリ(Google Play)を使ってフルハイビジョン全画面表示で体験した記事は以下です。こちらも多少古いですが参考にしてください。日本語でVRゴーグルやVRヘッドセットを使わなくても楽しめます。
クリエーター・サイド トライアル
3DCG総合サイト「Sketchfab」
ここではVRゴーグル(VRヘッドセット)なしに3DCG総合サイト「Sketchfab」上のコンテンツで仮想空間を体験する方法をYouTube動画で体験的に紹介します。
スマートフォンで3D VR体験
スマホによるVRゴーグルなどを使わない3D VR体験の方法を以下の記事で紹介しています。クリエーター向けなので、多少わかりにくいとは思いますが参考にしてください。
デスクトップで立体視したい場合は、ご自分の両目の間隔と、動画の映像の左右の画面の中心の間隔がほぼ同じになるようにブラウザーの表示倍率を縮小(例えば50%とか)してご覧ください。解像度がそれだけ下がるのでスマホに比べると粗くなりますが、平行法で立体視が可能です。
以下の記事のクロスアイテクニックでは左右の映像が逆になるので、できればスマホで使う平行法で体験してください。
私がAdobe CCアプリのFuse CC(β版 無料)で作成した3Dモデルを、Adobe Mixamoサイト(無料)に読み込んでアニメーション化してSketchfabにアップロードして無料で公開している作品を用いています。具体的な作成方法は以下の記事を参考にしてください。
デスクトップPCで3D VR体験
上記で紹介したSketchfab作品は背景が2Dパノラマ画像を天球ドームに貼り付けた擬似的なものです。
以下の記事で紹介しているものは、私の作品は同じですが、ナウシカの2作品は人物以外の周囲の風景も3DCGで作られているので、よりリアリティーのある体験が可能です。
ちなみに、Sketchfabは英語なので「ナウシカ」で検索する場合は「nausicaa」を使ってください。
さらに、デスクトップPC上で3D VR体験の操作をキーボードで行いつつ、スマホで(場合によってはVRゴーグルで)その映像を立体視する方法については以下の記事を参考にしてください。
先ずは準備として、Windows PCのChromeブラウザーでスマホからリモートアクセスしてデスクトップ画面を観れるようにする設定方法を以下の動画で紹介しています。Chromeリモートデスクトップ(アプリ/サイト)を使います。
次に、スマホ(私はiPod touch7)からリモートアクセスして、デスクトップ画面の3D VR映像を2眼でスマホで立体視する方法を紹介している動画は以下です。
まとめ
メタバースに向けた体験はけっこう面倒なので、直接的な目的に向けて調べて実現する方がショートカットで効率が良いのですが、今回のような全体を俯瞰して観ることも回り道ではありますが、個人的には重要だと考えています。
「急げば回れ」
ではでは、きらやん